2018年最初のお仕事は、広島市佐伯区五日市の自家製パン屋さん「トネリコ」さんの名刺用似顔絵作成依頼。
今回は名刺制作ではなく、似顔絵イラストのみ担当で、名刺のデザイン制作はその道のプロ 佐藤まきさんが担当。
さらに、ビジネス・コーチングのプロ 中川美穂さん(通称ねーさん)がコンサルティングを担当。
カフェで「トネリコ」オーナーの梅川博子さんにお会いして、どんなタイプの似顔絵を描いてほしいかをヒアリング。
その場でラフ画を描いたら、「うんうん、そんな感じで!」と方向性はアッサリ決定。
その時のラフ画がこちら。
優しい梅川さんの雰囲気や、窯から出したてのホカホカパン、自慢の自家製ジャム、
さらには目印の赤いピザ窯に、店名のトネリコの木。
入れたいものをすべて入れている。
このラフ画を元に、似顔絵を進めようと思いますが・・・と
コンサルタントの中川さんに見せると
いろいろ入れすぎ!!!ちがーう!!
あさみ
ダメ出しされました!!!
中川コンサルタントによると、今回の名刺に載せる似顔絵は、パッと見て「何屋かわかる」「誰かわかる」「記憶に残る」、パンチが必要。
トネリコの顔として、チラシ、紙袋などにも載せていくので、ふわっとしたものではなくキリッとエッジの利いたわかりやすいもの。
そういうオーダーだったのですね〜。
中川コンサルの目指す「トネリコ」のブランディング戦略がだんだんと見えてきて、梅川さんも納得。
さっそく方向転換。
梅川クライアント、中川コンサル、佐藤デザイナー全員が納得するまで、ラフ画を描きまくりました!
さらにもう一つ課題が。
似顔絵イラストの両手に何を持たせるか。候補はパン、ジャム、スコーン、トネリコの木。
梅川さんの本当の気持ちは、「ジャムとトネリコの木」。
そもそも梅川さんのビジネスは、島根の畑で苗木から作る果実で作ること。まず、ジャムの店でありたい。
トネリコの木は、お店の庭にも植えていて、苗木からジャムを作るこだわりへの象徴でもある。
パンは、梅川さんにとってジャムを美味しく食べるアイテムとして販売し始めた、いわばサイドビジネス。
じゃあ、やっぱりジャムとトネリコの木?
それには、お客の立場でもある佐藤デザイナーと私には違和感。
だってトネリコのパンは抜群に美味しくて、トネリコさんは「パン屋さん」のイメージだ。「ジャム屋です」と言われると、違和感が・・・。
そこですかさず中川コンサル。
ジャムへの思い入れがあるのはわかるけど、「トネリコはジャム屋」と思われていいの?パンもスコーンも、主力商品にしていくんだよね?トネリコちゃん目線なら、ジャムとトネリコの木かもしれないけど、お客様目線で考えよう。
そうです。パンもスコーンも力を入れていきます。だったら、パンとジャムですね。
そうして完成したのが、こちらの似顔絵ロゴ。
この後、ロゴ完成後も、名刺に入れるキャッチフレーズ、裏の情報に何を入れるかなど、デザイナー佐藤さんもいろいろな提案をしてくれて、4人の知恵を絞った名刺は出来上がりました。
さらに、似顔絵ロゴをシヤチハタスタンプにしたいという追加注文までいただいて、シヤチハタも完成!!
これでスタンプを押せば、何でも「トネリコグッズ」に早変わり!!
これはいいですね。いちいちインクパッドをつけなくてもドンドン捺せるのは、ビジネスでは強い味方。
私も今後の提案に加えさせてもらおう♪
今回は、プロのコンサルつきという貴重な体験をさせていただいたので、ちょっと詳しくレポしてみました。